PMS(月経前症候群)・生理痛

 近年女性の働き方やファムテックなどが流行ることで話題となっているPMSや生理痛。
痛みが強いと動くことさえできないほどの辛い状態になる方もいらっしゃいます。こうした辛いPMSや生理痛の原因と対策をお話ししていきます。

PMS・生理について

 PMSとはPremenstrual Syndromenの略で月経前に起こるさまざまな体の不調を言います。
月経前は女性ホルモンのバランスが崩れることにより、精神的にも肉体的にも不安定な状態になります。特に精神的にはイライラや気分の落ち込み、不安感、怒りっぽいといった状態になりやすくなります。

 生理とは卵巣から卵子が排卵され、子宮内へ運ばれます。同時に子宮内膜は肥厚し、受精卵の着床準備を行います。受精すればそのまま着床し妊娠という流れになりますが、受精しなかった場合、子宮内膜が役目を終え剥がれ落ち、体外に排出されます。この時にプロスタグランジンというホルモンが作用し、痛みを感じると言われます。

これが生理痛のメカニズムとなります。

PMS・生理痛へのケア

一般的には以下の内容が対処としてあげられます。

  • 鎮痛薬の服用
  • 体を温める
  • ゆっくり入浴をする
  • ストレス発散をする

痛みが強く、何をしても変わりがない場合は早めの鎮痛薬の服用がおすすめになります。

PMS・生理痛に効くツボ

東洋医学的には婦人科疾患でよく使われるツボがあります。

【太衝】

 足の甲にあり、親指と人差し指の骨の間を足首方向へ辿っていくと、骨の接合部付近にあるツボ。


 婦人科疾患のように血に関わる症状に効果的とされていたり、冷え性や更年期障害などの症状にも使われるツボです。

【三陰交】

内くるぶしの指4本分上に辿った先の、スネの内側にあるツボ。

あぐらをかいた姿勢でスネの内側を辿っていくと、痛みや硬さを感じる場所を感じることができます。

婦人科疾患に効果的なのはもちろん、お腹の張りや下痢にも効果があるとされています。

高松坂口鍼灸整骨院での施術

 高松坂口鍼灸整骨院では上記ツボのほかに患者様一人一人の状態に応じたツボも用いて施術します。

 お身体の状態を確認し、問診での状態確認をさせていただくことで、患者様一人一人に合った施術をご提供いたします。

 特に症状が強い方や、不調が長期的に続いている方は、定期的に施術を行うことにより、辛い生理痛の緩和を目指していくことができます。